小紅色

食と趣味と息子の話

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「あやうく一生懸命生きるところだった」ハ・ワン著 読んでみた

本のタイトルに惹かれて読んでみました。エッセイ本です。

努力すること、我慢すること、一生懸命にやる人がえらいという風潮の中で育った世代には、このタイトルは胸に刺さります。

私はぬるま湯人生を歩んでいるものの、ちょっと油断すると一生懸命になりがちです。

実は気を付けてがんばらない生活を送ってるところもあったりして、このタイトルに共感してしまいました。

話は著者が会社を辞めるところから始まります。

そして必死に生きることも辞めて、頑張らない人生を歩むという話。

エッセイ本だけど自己啓発本っぽいところもあります。

執着について書かれている部分で「ホンデ病」というのが出てきて、そこでようやく著者が韓国の方だと気付きました。

韓国も日本も生きていくしんどさは変わらないようですね。

味のあるイラストと、例え話も面白くて読みやすかったです。

一生懸命生きることは時にしんどい、だけど人生で一生懸命生きる時期も必要なんですよね。

著者の方も一生懸命生きた時期があったからこそ書けたエッセイです。

あの時頑張ったからこそ経験と知識になって今があるということもあります。

だから一生懸命生きていた時間が無駄な努力というわけではないということ。

 

一生懸命に生きることに疲れた人におすすめです。

多くの人が共感したり、気付きがある内容の本かと思います。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。