車椅子ユーザーの息子にとって、アウトドア体験はハードルが高い。
障害があっても、親としては子どもに色々と経験させたいと思うものです。
ありがたいことに、私の実家は自然に囲まれた田舎にあるうえに、父や兄がアウトドア好き。
おかげさまで、帰省の際は息子も一緒にバーベキューを毎年楽しんでいます。
大好き!バーベキュー
息子もトングを使って牛タンを裏返すのに挑戦!
脳性麻痺の息子は、手首の緊張が強く可動域が狭いのでこういう作業はけっこう難しい。
普段はやりたがらないことも、バーベキューの時は積極的にやろうとします。
いつもと違う雰囲気や体験って大事ですね。
焚き火体験!
そして今回はいつものバーベキューの後に、なんと焚き火をしました!
脂の多い肉を焼いた時に炭火がファイヤーするのをいつも怖がる息子ですが、焚き火はけっこう楽しかったみたい。
暗くなって寒くなったので暖も取れてちょうどよかった。
父親自作のテーブルとバーベキューコンロで卓上焚き火。
おかげで息子も初の焚き火体験が出来ました。
こうなったらマシュマロも焼いて食べないとね。
なんやかんやで焼きマシュマロが最高に盛り上がりました。
焼きマシュマロがうまいのか、つけて食べるチョコレートクリームがうまいのか、この雰囲気がいいのかわからないけど、なんだか楽しかった〜!
カルピスマシュマロも焼いてみたら意外とおいしくてそれも盛り上がりました。
釣り体験
甥っ子がとにかく魚釣りが大好きで、釣り堀に行く時に息子も連れて行ったことがあります。
↓ 以前釣り堀に行ってじぃじと一緒に釣った時の様子。
息子は実際に釣ってみたら魚が暴れる様子が怖くてパニクってましたね。
今は釣るよりも食べるほう専門です。
今回も甥っ子が釣ってきたイワナ、おいしく食べました。
釣り好きの甥っ子のおかげで、息子に一度でも釣り体験させることが出来たのでよかったです。
そして川魚を食べるのも帰省した時だけの貴重な体験!
山菜大好き!
GWに帰省する楽しみのひとつが山菜です。
今年は暖かくなるのが早くてタラの芽やコシアブラは終わっていたようですが、代わりにウドの葉っぱの天ぷらを食べました。
ウドの葉もおいしかったです。
帰省中、天気が良かったので息子と一緒に実家の敷地をお散歩。
じぃじが鎌を持ち出して何をするのか見ていたら、庭のフキを刈り出しました。
ちょうどフキが食べ頃らしい。
息子にふきの切り口の匂いをかがせ、ふき特有の匂いを知ってもらいました。
そうそう、こういうこと体験させたいのよ。
食べる前の自然に生えてる姿を知るって大事。
そういう私も山菜のほとんどが、食べれる状態になったものしか知らない。
下茹でして皮剥いて水に浸してあくぬきした状態のフキをもらって帰り、自宅で煮て食べました。
実際に採ったところを見たせいもあるのか、息子はかなり気に入っておいしいと言って食べてくれました。
フキは特有の香りと歯ごたえがいいから、私も大好きです。
しどけのおひたしにはわさびの醤油漬けをかけて食べます。
しどけのおひたしは母親が茹でてくれたもの。
わさびの醤油漬けは「味どうらくの里(めんつゆ)」に漬けたもの。
しどけはけっこうきつめの山菜ですが、クセになる味です。
山菜を食べるのも帰省したときだけの貴重な体験。
そして山菜に関しては、食べれるのは親が元気なうちだと思ってます。
まとめ
夫は釣りとかアウトドアに興味がない人なので、実家に帰省して何か体験することは息子にとってはすごく貴重なことです。
田舎はバリアフリーじゃないし、行動は限られますが、そんな環境でも自然に身をおくことで息子が経験出来ることがあるのはありがたいことです。
住むには大変ですが、たまに帰省して田舎暮らしを体験出来るくらいがちょうどいいですね。
今回は焚き火、焼きマシュマロ、フキを知る、という初体験をさせることも出来て楽しい帰省でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。