小紅色

食と趣味と息子の話

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父ががんになりまして(3) 実家の庭にあるものが多過ぎて

父が末期のがんで入院してから初めての帰省。

面会に行きましたが、現在入院している総合病院からホスピスへの転院をすすめられました。

あとは緩和ケアをしながら最期を待つことしか出来ないようです。

痛み止めが効きにくい体質らしく、痛みにじっと耐えている父を見るのはすごくつらかった。

 

もう父が退院することはないので、あとは一人実家に残された母のサポートをどうにかしていくことになります。

今回の帰省では暖かくなって一気に伸び始めた庭木の剪定を中心に、庭の手入れをしてきました。

でも帰省の時にちょっと手伝うくらいでは手入れしきれない庭や草木の量なので、今後切り捨てないといけない部分も出てきそうです。

 

ビオトープと魚たち

昔は鯉が泳いでいた池でしたが、水が少しずつ漏れるようになったため、父がビオトープにして楽しんでました。

池の中を覗いてみると、メダカや小エビや小魚などが泳いでます。

ビオトープにしている池の上には足場が組まれ、水槽が置かれてます。

水槽の中は金魚と睡蓮。

さらに近くには鳥の餌台らしき物が設置されてました。

ちなみに父は魚の鑑賞が趣味のひとつだったので、家の裏庭には鯉の水槽と金魚の水槽がそれぞれ2つずつあります。

魚には全く興味のない母がとりあえず餌やりはしてくれてます。

 

鳥の巣箱

野鳥も好きだったようで、庭の木には巣箱。

こんな高いとこにどうやって設置したのやら。

こちらは以前からあるのは知ってましたが、

今回の帰省で柿の木にも設置されている巣箱を発見。

でも鳥に使用されている様子はない感じ。

こちらはとりあえず放置でも問題なさそうです。

 

ウッドデッキ

父が一人で作ったウッドデッキ。

こちらは状態を維持するために、防虫・防腐材の塗装するなどのメンテナンスが必要。

塗装なんてしたことないから自信ないけど、やらないとすぐにダメになりそう。

バーベキューテーブルも父の手作り。

兄家族がバーベキューをやるというので準備を少し手伝いましたが、いきなりテーブルの蓋が開けられない。

そう言えばバーベキューの時は私たちは食材や飲み物を運ぶくらいの手伝いで、外での準備は父が一人でやってた。

手前の細い板を外してから、蓋をずらすと外れる仕組み。

兄と顔を見合わせて「父さんすごいな」と、今更ながら父の技術に感心しました。

外すとこんな風にコンロが2台うまくハマる大きさ。

私たち家族は義実家でご飯を食べましたが、兄たちは無事にバーベキューをやれたようです。

 

盆栽とか山野草とか観葉植物とか

100鉢いや200鉢いやいや、もしかしたらそれ以上はあるかもしれないくらい植物だらけ。

挿し木で増やしたりして色々試していたようです。

ミニ盆栽に仕立てたり、苔玉作ってみたり、父はとにかく植物好きでして。

今は母が水やりしてますが、今後どこまで続けていけるのか。

 

実家の庭にある物が多過ぎて

庭に植えてある草木、たくさんの鉢植え、金魚と鯉、父から引き継ぐものが多過ぎて母も大変なようです。

とりあえず鉢植えの水やりと魚の餌は母にがんばってもらって、あとは私たちが帰省したときに手伝うしかないのが現状。

ただやることが多いおかげで、母もメソメソしている暇がなくてかえってよかったみたい。

自然に囲まれた実家が好きだったけど、今後は草木がボーボーになってしまうのか。

とうとう実家問題が他人事ではなくなったと実感した帰省でした。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。