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食と趣味と息子の話

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動物園を100倍楽しむ!飼育員が教えるどうぶつのディープな話〔大渕希郷〕 読んでみた

今回読んだ本は「動物園を100倍楽しむ!飼育員が教えるどうぶつのディープな話」です。

正直動物が好きなわけではなく、触れ合うのも苦手なんですが、動物の生態には興味があります。

飼育員が教えてくれるディープな話なんて興味が沸きますね。

約50種の動物について紹介されていて、おもな生息地域や基本的な生態情報、そしてディープな話題を知ることが出来ます。

基本的な生態情報すら「へぇ〜」って思うことばかり。

寿命ひとつとっても意外と長生きな動物なんだとか、野生だとやっぱり短命なのかとか。

大型動物の体重を言われても想像が難しいですが、こんな時に競馬の知識が役立ちました。

競走馬のサラブレッドがだいたい500kgで、ばんえいのばんば馬が1tくらいなので、大型の動物はそれと比較して重さや大きさをイメージして勝手に楽しんで読みました。

動物のディープな話は雑学的な面白さがあるので、動物に興味がなく、修学旅行で行ったサファリパークはただ怖かっただけの息子にもつい聞かせたくなるような内容でした。

この本では動物の生態を知るだけでなく、動物園の役割についても知ることが出来ます。

動物園では動物をただ展示しているのではなく、希少種の保全や研究、飼育技術の向上、教育普及などもしています。

そして動物園では動物の健康を守るため、ストレスを減らす工夫を色々としていることが分かりました。

暑さ対策や虫対策など苦労しながらも色々と工夫していることが分かります。

あと各章の間にあるコラムのページの内容が濃くて興味深かったです。

読んでいると共存の難しさとか、環境の保全とか、動物と人間のあり方に考えさせられます。

また安易な気持ちでペットには不向きな動物を飼うことのリスクについて書かれていて、これはもっと多くの人に知って欲しいと思いました。

 

「動物園を100倍楽しむ!飼育員が教えるどうぶつのディープな話」は動物についてのたくさんの知識を得ることが出来て面白かったです。

同時に動物について抱える問題も知り、本当にディープな話でした。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。