小紅色

食と趣味と息子の話

※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

「妻が口をきいてくれません」野原広子著 読んでみた

今回は「妻が口をきいてくれません」を読んでみました。

漫画なのでサクっと読めます。

寝る前にちょっとだけ読むつもりが、結局一気読みしてしまいました。

夫の章、妻の章、夫婦の章の3部構成。

夫と妻のそれぞれの目線から描かれていて面白い。

私の周りにも実際に「夫と口をきくのをやめた」というママ友がいるので、まるでそれを見てるかのようでした。

夫目線の「夫の章」は普通に読み進めることができたけど、妻目線で描かれた「妻の章」は共感の嵐で涙がこぼれました。

子育てつらいんだよ、余裕ないんだよ、優しい言葉が欲しいんだよ。

分かるわ〜。そうそう、イライラが積もるの。

期待しては裏切られ、分かって欲しい、気付いて欲しい、なんで理解してくれないの。

私だってこんなに頑張ってるのに。

今では夫の扱いも分かるようになったけど、あの頃は分からなくてただイライラしてたなぁ。

妻が何を考えているか知ってもらうためにも「妻の章」を夫に読んで欲しいと思ったけど、読んでも地雷ポイントが理解出来なそう。

「え?これのどこがいけないの?」って言われそうな予感。

まあ私も感情的になって言いたいことバーって言って、でも急にふとそんな自分が嫌になって黙り込んで口をききたくない状態に陥ってしまいます。

優しい言葉かけてくれないなら、ほっといて、私にかまわないで、心が回復するまでそっとしておいて。

そして私の場合は時間が解決してくれることが多い。

夫に対しても、息子に対しても、口をききたくないと思っていても、次の日には普通に口をきいてしまってる。

一番長くても、反抗期に母親に対して1週間ほどかと。

だからこの本の「妻」はある意味すごい。

口をきかずに同じ屋根の下、仮面夫婦としてこんなに長くいれるものだろうか。

私だったら嫌いな人と同じ空間にいるのは耐えられない。

 

妻が口をきいてくれない状況に耐えかねて、とうとう夫が「離婚しよう」と言ったのに対し、妻の口から放たれた言葉は誰もが想像していないものでした。

夫婦って色々あるな、分からないもんだな、と面白かったです。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。