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【東北郷土料理】笹巻き

山形県東根市にある直売所の「よってけポポラ」に行った人から野菜のお土産をいただいたんですが、野菜だけでなく珍しいものいただきました。それは「笹巻き」です!

「笹(ささ)巻き」とは、笹の葉にもち米を詰めて、イグサで縛って煮る郷土料理です。秋田、山形、新潟で見られるそうです。地域によって笹の巻き方やイグサの縛り方などが違うようですね。砂糖を混ぜたきな粉をつけて食べるのが一般的です。

私は秋田出身ですが、祖母が元気な時は毎年のように作っていました。小さい時や若い時はそのおいしさがいまいちわかりませんでしたが、祖母が笹巻きを作る様子はまさに職人技といった感じで、見入っていたのを覚えています。

私も笹巻き作りを一度やらせてもらったことはあります。笹を2枚重ねてくるっと巻いて、作ったカップのところにもち米を入れるんですが、その量が難しい。入れすぎても少なくていけません。そして余った笹の部分で蓋をするようして形を整え最後に紐で縛ります。祖母は簡単に縛ってきれいな形に仕上げるんですが、実際やって見るとこれがすごく難しかったです。祖母はイグサではなくビニール紐で縛っていましたが、今回いただいた笹巻きよりも、もっと複雑な縛り方をしてました。

母も私もその技を引き継げずに祖母が亡くなってしまって、もう食べることはないと思っていました。そう思っていたので、今回お土産にいただいて感激しました!しかも山形にもある食文化だったなんて。

笹巻き食べるの何年ぶりだろう?祖母は結構長生きしましたが、畑仕事などを一生懸命にやり過ぎたせいもあってか、晩年は手が痛くて手仕事が出来なくなってました。もしかしたら20年ぶりくらいになるかもしれません。

たっぷり甘いきな粉をまぶして食べます。若い時はきな粉があまり好きじゃなかったけれど、年を取ると不思議と好きになってくるものなんですね。

笹の香りがほんのりするもちもちのもち米ご飯、そして甘いきなこ。懐かしい味です。この歳になってようやく美味しさが分かる味な気がします。

思いがけずに祖母を思い出す懐かしい味に出会えて、涙が出てしまいました。祖母はほんとに器用な人だったと思います。もっと教わることがたくさんあっただろうに、それに気づけなかった自分を愚かに思います。もったいないことしたな。

山形の「よってけポポラ」にはまだ行ったことがないので、今度家族で行ってみようと考えてるところです。直売所では今回の笹巻きのようにめずらしい物が売っていたりして面白いですからね。楽しみです。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。