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食と趣味と息子の話

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「知の体力」 永田和宏著 読んでみた

今回は永田和宏著「知の体力」を読んでみました。

 

若者へのメッセージとして生き方や考え方のヒントなどがまとめられています。

最初の方は大学の在り方について書かれていました。

必ず答えがある「学習」から、学びかつ問うことである「学問」との違いについて。

人生には答えがひとつではないもの、または答えがないものが多い。

大学も小中高の学習の延長とされては生きる力を養うことが出来ない、という懸念はまあ分からなくもないかな。

 

面白いなと思ったのは、言葉は究極のデジタルという考え方です。

たしかにアナログな感情を切り取って表現した言葉はデジタルな情報と言われたらそうかも。

微妙な気持ちを言葉で表すのが難しいのはそういうことかと納得しました。

 

「知」へのリスペクトへの懸念についても、共感できました。

便利になりすぎて、誰もが簡単に知りたい情報を検索して取り出せる世の中だから、「知」へのリスペクトはなくなりつつあるかも。

AIが進化してほんとうにこれからどうなるのでしょう。

 

最後の方は夫婦の在り方にも触れていて、この辺は興味を持って読むことが出来ました。

夫婦の会話において「お互いが正のフィードバックをかけあっていた」というのは見習いたいところです。

ポジティブな会話はお互いを成長させることが出来るし、それは子どもに対しても言えることだと。

ネガティブになりがちな自分の発言に気をつけようと思いました。

 

色々なことについて書かれていたので、興味持って読めたところもあればそうでないところもありました。

共感出来る部分もありましたが、時代の変化もあるからしょうがないよね〜と思うところけっこうあったり、そんな内容の本でした。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。