小紅色

食と趣味と息子の話

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「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」大前粟生著 読んでみた

今回は「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」を読んでみました。

本のタイトルになっている話を含めて全4話。

繊細で傷付きやすい人が出てくる話なので、HSPの人が読んだら共感出来るような世界観だと思いました。

共感力が優れているせいで、他人と自分の感情の境界が分からなくてしんどくなる。

ネガティヴな情報で溢れている現代は繊細な人は常にストレスにさらされてしまう。

自分が傷付くのがつらいから、相手を傷付けてしまうんじゃないかと考えすぎちゃう。

生きづらさとかマイノリティとかそんな話。

繊細じゃない人からみたら、気にしすぎとか考えすぎとか思われるんだろうな。

 

「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」は、幼さがある表現のせいなのか、不思議とゆっくりと読んでしまう今までにない感覚を味わいました。

時折視点が変わるのが読んでいてちょっと気になった。

「だいじょうぶのあいさつ」はよく分からない話だったけど、まともじゃない家族の不気味さがあって面白かったです。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。