「アロハで猟師、はじめました」というタイトルに惹かれて読んでみました。
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基本的にはタイトル通り狩猟に関する話です。
鉄砲猟をするために必要な免許、猟師デビューまでに道のりなど、狩猟を始めたい人にはうってつけの本です。
また田舎暮らしに憧れる人も、田舎ならでのコミュニティにどう溶け込むかヒントにもなりそうな内容でした。
ただこの本は狩猟そのものだけでなく、筆者の方が狩猟することで感じたことや見えてきた世界なども書かれています。
狩猟に関する体験談の部分は引き込まれるように読み進めることが出来ますが、そこから気付いた資本主義への言及部分はちょっと読みづらかったです。
私が無知であることもありますが、知らない難しい言葉や横文字もちょいちょい出てきて読むのが時折しんどくなりました。読んでる割にページが進まない本でした。
あと狩猟を始めるきっかけになった農業についてもけっこう詳しく書いてあります。
正直狩猟部分だけもっとフォーカスして書いてあればもっと読みやすかったのにな。
でも冒頭読み返したら「はじめに」の部分で「もう少し幅の広い、時間軸大きく取った考えをまとめた」と最初に書いてましたね。
私には幅広すぎる内容でした。
でも田舎暮らしを知らない都会の人の感覚を本を通して知ることも出来たし、狩猟をすることで見えてきた世界を知ることが出来ました。
狩猟に関する体験部分はほんとに興味深く読むことが出来たし、命をいただくことについても考えさせられる本でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。