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食と趣味と息子の話

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「全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから」下園壮太著 読んでみた

今回読んでみた本は「全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから 休めない人の心をゆるめる相談室」です。

なんとなくタイトルに惹かれて読んでみました。

「うまくいかないのは自分の能力が低くて要領が悪いから。だからもっと頑張らないと」と思いがちです。

結果を出すために、成長するために、頑張るのが当たり前。

でも頑張りすぎて疲れてしんどくなってしまう。

私たちは小さい頃に「頑張ること」「我慢すること」を美徳として育てられてきて、その思考を刷り込まれたまま大人になっていく。

だから大人になったら子ども時代の信念を手放さなければならないと書かれていて、すごく納得出来ました。

子ども時代に植え付けられた信念は、まさに思考の癖となって自分自身を苦しめていますね。

そして頑張りすぎる人は「休めない」と言いがち。

休むことに抵抗があり、ちょうどいい休み方が分からない人も多いようです。

この本では自分に合う休み方を探して見つけることを進めています。

「万人に効く方法なんてない」とはっきり言い切っているところが信用できますね。

「はしゃぎ系」「癒し系」「おうち入院」などの休み方が提案されていて、本に書かれてるケースから自分に近いものを参考にすることが出来ます。

”日本人の美しい休み方”について書かれた部分がすごく印象的でした。

やっぱり日本人って「最後まで頑張る姿に感動する」というのが、DNAレベルで組み込まれてるんじゃないかと思ってしまう。

自分も含め、日本人の根底にあるものにゾワっとしますね。

 

今回読んでみた「全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから」は、なぜ頑張りすぎてしまう思考になるのか分かりやすく書かれていました。

ほっこりしたイラストや、相談内容が会話形式で進む部分もあって、全体的に読みやすい構造となってます。

 

これまで頑張ることが当たり前と思って生きてきて、頑張りすぎて休み方が分からなくなっている人におすすめの本です。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。