今回読んでみた本は「他人の『何気ない一言』に助けられました。」です。
私自身そういう経験があったので興味を持ち読んでみました。
シチュエーション別に「一言」がまとめられているので、状況を想像しやすく読みやすかったです。
やっぱり自分の経験と重なる部分は読んでいて自然と涙がこぼれてしまいますね。
頑張りすぎて疲れてしまったり、抱えきれずいっぱいいっぱいになったり、辛い失恋をしたり、親しい人との死別があったり、誰もが人生で一度は経験するようなことだと思います。
そんな自分がしんどい時にかけられる言葉ってすごく救いになるんですよね。
自分の心の状態に気付けたり、物事の違う見方を教えてもらったり、悪いのは自分じゃないんだって気付かせてもらったり。
私自身も壁にぶつかるたびに、気持ちがふっと軽くなるような言葉をかけてもらうことが何度かあって人生って不思議だなって思っています。
おかげさまでその時々をうまく乗り越えてこれたって感じです。
それとは別に、私をずっと支え続けてきた言葉があります。
それは「あなたのお子さんは奇跡の子よ」という看護師さんがかけてくれた言葉。
助からないケースが多い中、母子共に助かったのはレアなケースだったみたい。
結果的に息子に障害が残ったものの、育児でしんどい時、大きくなった今では介護でしんどい時はこの言葉を思い出し「命があるだけでもありがたい」と思って頑張ることが出来ています。
「他人の『何気ない一言』に助けられました。」はすごく素敵な本でした。
助けられてばかりの自分が、誰かを助けてあげられるような人になりたいと思うけれど、ちょっと一言余計だったり、若干空気読めない私じゃちょっと無理そうですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。