小紅色

食と趣味と息子の話

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車椅子の息子と 〜 入浴訪問サービス利用について私を悩ませていたあの意見〜

現在肢体不自由の息子の入浴介助は、週末は夫にも協力してもらってますが、基本母親である私が一人で行っています。

一時期息子の体重が私の体重よりプラス10kgを上回ったとき、さすがに限界が来たと思いました。

湯船へ出し入れはいわゆるお姫様抱っこでしていますが、一番しんどいのは湯船から出す時です。低い位置から高い位置へ持ち上げるので足腰への負担は大きい。

でも息子にとって湯船に浸かる時間は、その日のいいことも悪いことも全て吐露する大事な時間。おしゃべりしてリラックスする時間です。

だから息子は入浴介助のサービス利用に関しては、首を縦には振りません。

息子にとってストレスになるサービス利用はなるべく避けたいと私も考えています。

最近は息子の体重がピークの時より3kg減ってだいぶ楽になり、まだまだ私一人でも頑張れそうな感じです。

 

さて、よく言われがちなのが「いずれはサービスを利用しなければいけないから、早めに慣れさせたほうがいい」という話。

いつまでも親が元気なわけじゃないから、いつ親が病気になったりしても困らないように、他人のお世話でも大丈夫なようにしておいた方が親にとっても本人とってもいいという意見。

それも一理あるけどねぇ、でもねぇ、なんかもやもやするのよ。

息子の体重増加で私の腰が潰れるかと思った時期も、なんだかもやもやするからサービス利用には踏み切れなかった。

だから私はどのタイミングでならサービス利用に踏み切れるんだろうかとずっと悩んでました。

そうしたら先日こんな言葉をかけてもらいました。

「60歳までならがんばれるんじゃない?お母さんが後悔しないようにすればいい」と。

なんか先のこと考えて不安になっていたけど、とりあえず私が60歳なるまでなら頑張れそうって思えました。そして自分が納得するまで頑張ればいいんだなと。

その頃にはさすがに60過ぎてよぼよぼになってきた親を見て、息子だってサービス利用した方がいいなと考えが変えるだろうしね。

今までは「早めに利用して慣れさせたほうがいい」という意見ばかりだったから、その逆のことを言ってもらえたことで気持ちがすごく救われた気分。

今後も息子の体重が増加しないように、そして私の筋力が低下しないように頑張ればいいだけの話。

どうやら「本人のためにもお母さんのためにも早めに利用させて慣れさせたほうがいい」という周りのアドバイスがずっと私をもやもやさせて苦しめてきたみたい。

人によって状況は様々。息子と私にとって最善であればそれでいいんだって思えました。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。