「むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。」小川仁志著 読んでみた

今回読んだ本は「むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。」です。

むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。 [ 小川 仁志 ]

哲学には少しだけ興味があるけれど、学んだことがなくよく分からない。

入門書として読みやすそうと思って手に取ってみました。

誰もが知る昔話に哲学的なツッコミを入れながら紐解くといった内容で、分かりやすく漫画で書かれている部分が多いです。

各昔話の最後に書かれていた「哲学的にひもとく」というページは興味を持って読むことが出来ましたが、哲学者の人物説明のページは知らない人ばかりで頭に入ってこなかったし、誰一人覚えられなかったです。

まあ昔話も見方によって色んな解釈出来るよね〜って感じですかね。

漫画の部分はシュールなところがあったりで、けっこうクスって笑えました。

読み進めていくと、漫画の部分が読みやすいせいで、文章の部分になると読むのが少し苦痛に感じました。

読んでいる時はなんとなくわかったつもりでも、読んだあとに何ひとつ頭に残っていない。

哲学に興味があると思っていたけど、実はあんまり興味がなかったのかな。

出てくる人物が多すぎだし、名前は覚えづらいし、名前を覚えられないからその人が説いた哲学と結びつけれない。

ただ哲学についての知識があまりにもなさすぎたことだけは分かりました。

「むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。」は分かったような、分からないような気持ちになる本でした。

あまり深く考えずに漫画の部分を楽しむには面白い本でした。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。