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教養としての「ラテン語の授業」古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流 /ハン・ドンイル著 読んでみた

今回は「教養としてのラテン語の授業 古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流」を読んでみました。

意外と読みやすく面白かったです。

ラテン語を通して多くのことを学ぶことが出来ます。

理解するうえでの歴史や文化・宗教だったり、ラテン語の格言を用いて、ラテン語の解説、そしてその格言から哲学的な学びも。

社会で生きていくために必要な力、考え方も一緒に学ぶことが出来ます。

もちろんラテン語の難解さを知ることも出来ました。

 

興味深かったのは、ローマ人が洗練された悪口を言っていたという話。

ラテン語によって悪口が磨かれ、言語的にも緻密な形で侮辱を表現しているのが特徴らしい。

悪口にもセンスが求められたのはこの時代からなんでしょうか。

面白い話でした。

この本で「ティラミス」の名前の意味も初めて知りました。これから落ち込んだ時は「ティラミス」を食べて気分上げ〜↑ですね。

ラテン語の難しい解説だけでなく、こんな感じで興味をひく雑学的なことも書かれているので最後まで面白く読むことが出来ました。

「真の教育とは、学生自身が進んで勉強したくなる動機を与えてやること」と書かれてましたが、まさに興味を持つきっかけをたくさん与えてくれる本でした。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。