車椅子に乗っているとおしゃれが難しいんですよね。
プリントTシャツ
お出掛けするとお土産に何か買いたくなります。不思議なことに、せっかくの旅先で何も買わないのはなぜか損したような気になってしまうもの。特に息子はそういう気持ちが強く、お土産を買いたがります。まあでも何でもいいんです。そこでここ数年は旅先の思い出と実用性を兼ねて、ご当地もののTシャツを買うことにしてます。このときTシャツの柄のプリントの位置は気にして買っています。なぜなら…
バックプリント ➡ 車椅子の背もたれに隠れてほぼ見えなくなる
前面プリント ➡ 胸ベルトに隠れてほぼ見えなくなる
まあどっちもどっちなんですが、一番見えるのは胸にワンポイントあるタイプですかね。でもそれだとあまり目立たない。ちなみにご当地キャラクターの場合は重要な顔の中心部分が胸ベルトで隠れてしまいます。
せっかくかわいいTシャツ着せても、ほぼ分からない。残念なんです。でも座位が取れない息子は胸ベルトが無いと安定して座れないので仕方がないですね。
シャツを羽織る
よくあるTシャツにシャツを羽織るスタイル。肌寒い日はシャツを羽織らせていますが、結局胸ベルトでまとめてぴちっと抑えてしまう。ええ、ダサいですね。風にシャツをなびかせられません。
ストレッチ素材
息子が小さい頃、病院で見かけた重度の障害のお子さんが上下スウェットのパジャマみたいな恰好で来ていました。体の大きさは大人に近い身長があったので、寝たきりで着替えのしやすさとかを考えると仕方がないのかな、でも外出する時はもう少しオシャレさせたらいいのに、と思っていました。
今は当たり前のようにおしゃれなストレッチ素材のパンツがあったりしますが、昔はなかったですよね。そう考えるとほんとに仕方がなかったんだと思います。着替えさせやすいストレッチ素材は強い味方です。
制服
制服がある学校に通ってますが、私服登校させてもらっています。制服のズボンはウエストゴムタイプに仕様変更出来たので着替えは問題ないですが、素材が苦手なよう。ジャケットのほうはストレッチが効いてないので着せずらい。ジャケット着せるだけで汗出て疲れるなんてことに。それくらい着替えの介助も体力使うんですよー。しかも制服のジャケットは厚みがあるので腰の部分がかさばってかわいそう。車椅子って体型に合わせてフィットするように作っていて空間に余裕がないので、余計かさばりやすいんだと思います。
そういうことで普段は私服登校させてもらって、行事だったり学期の節目の時だけ制服登校してます。たまに制服着るとかっこいいと言ってもらえるようで、たまになら制服を着るのも我慢できるようです。理解がある学校と先生方のおかげで快適に過ごさせてもらっています。
車椅子に乗っててもおしゃれと言われたい
車椅子に乗ると、胸ベルト・腰ベルト・足ベルトの3点を黒いベルトで固定します。ベルトありきでおしゃれを考えるとしても、すごく難しい。何か新しい視点で物事を考えることが必要なんだろうけど、それがなかなか思い浮かびません。これからの時代、多様性を尊重する中で、車椅子に乗っててもおしゃれを楽しめるような画期的なデザインが生まれてくることを期待しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。