小紅色

食と趣味と息子の話

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父 危篤からの持ち直し、そして旅立ち

父が亡くなる1週間は怒涛の日々でした。

 

面会に行く予定をしていた前日、病院からの電話。

「状態が急激に悪化して、明日予定されている面会までに持つかどうか分かりません」という内容。

この時もう意識のある状態での父には会えないと覚悟しました。

とりあえず夜中でも面会出来るようにしておくと言われ、急いで病院へ行くことに。

そうは言っても、すぐに飛んではいけない距離。

途中で母に連絡を入れ父の状況を聞くと「なんとか持ち直したけれど、状態は不安定」とのこと。

私たちが着くまでなんとか持ち堪えて欲しい。

 

ようやく夜に病院に着いて、父の病室へ。

入院してから初めて面会した夫と息子は、痩せてガリガリになった父の姿にかなりショックの様子。

父は目を開けているもののあまり反応はなく、それでもまだ意識がある間に会えたのはよかった。

母親が一晩付き添って病室に泊まるというので、私たちは実家へ。

次の日また面会に行き、昨夜より状態は良くなったように感じ、とりあえず私たちは一旦自宅に帰ることにしました。

 

持ち直したものの、どれくらいもつのか検討はつきません。

ただ最後会うべき人たちと会ったら力尽きそうだと、なんとなくは思ってました。

そう思っていたらやはり私たちが面会してから2日後の朝に亡くなったと連絡が来ました。

私たちのあとに兄家族、親戚も面会に来て、一通り会って父も疲れただろうな。

 

変な話だけど、父の亡くなるタイミングはすごくて「こちらの予定を把握してた?」と聞きたくなるくらい。

優しい父親だったので、空気読んだのかもしれません。

 

父の病気が発覚してからあっという間でした。

お正月に会った時は雪の中で焚き火して、お酒飲んで、楽しそうに笑っていたのにな。

たった半年足らずでもう会えなくなるなんて。

器用でサバイバル能力が高くてすごく頼りになるし尊敬出来る父親でした。

思い出すと泣けてくる。

これからは天国から見守っていてね。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。