以前から訝しんでましたが、息子はどうやら人の顔が判別出来ないみたい。
視力があまり良くないのは分かっていたけど、これまで特に日常生活において支障なく過ごしてきたのでこちらもなかなか気付けませんでした。
ただ外で知り合いに会ったとき、誰なのかを認識するのにタイムラグがあるな〜、とは思ってました。
息子は基本的に顔ではなく「声」を聞いて人を判別しているようです。
だからすぐには誰なのか分からず、あいさつを交わしたり少し会話してから誰なのか分かるといった感じ。
これまでずっと顔の判別が出来ないということを、誰にも気付かれずに生きてきた息子がある意味すごい。
声の判別が得意なのは知ってました。
なぜならエレベーターの音声案内を聞いてメーカーを当てれる特技を持っているので。
声以外では髪型やメガネの特徴、しぐさや持ち物などもよく観察をして記憶しているようです。
細かいことによく気が付く子だと思っていたけれど、顔の判別が出来ないからこそ補うために発達した要素でもあるみたい。
我が子ながらすごいな。
相貌失認の原因としては脳血管障害など、とあったので納得。
脳性麻痺の人は視覚に問題がないのに、見た物をうまく認知出来ない視覚認知障害を併せ持つことが多いという考察もあるので、息子も認知機能の部分にダメージを受けているんだろうな。
息子はどうやら相貌失認の障害もあることが判明したけど、原因は分かっているし、特に治療法もないし、何より現状困っていない。
分かったからといって、特に今後どうすることもないんだけどね。
顔が覚えられない、顔が判別出来ない、そういう障害もあるよ、ということを知ってもらうきっかけになればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。