小紅色

食と趣味と息子の話

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「生きるのが面倒くさい人 」岡田尊司著 読んでみた

たまに空虚感に襲われる時があって、何故だろうと答えを探してたどり着いた1冊です。

【 生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害 】

歳をとって虚しくなる頻度はだいぶ減ったと思うし、自分なりに対策はしていて、本を読んでいるときは虚しくなりにくいと気付いていました。

それでも突然何もかもが虚しくてつまらなく思えてしまう時があります。

今回この本を読んで、回避性パーソナリティ障害の特性を少なからず持っていると知って色々納得出来ました。

毎日大半のことは「面倒くさいな〜」と思いながらやっているし、息子に対して「ママだって本当は面倒くさいけど頑張っているんだよ」とよく言ってます。

究極「生きるのが面倒くさい」ってすごくよく分かります。

でも死ぬのも面倒なんです。

自分死ぬのが分かっていて生前整理せずに死ぬわけにはいかないと思ってしまう真面目な性格でもあるんです。

死ぬなら迷惑かけずに死にたい。でも生前整理するのはもっと面倒くさい。

私の場合は環境が恵まれているおかげで、面倒くさいと言いつつも、それなりに生活が出来ています。

ある意味息子に障害があるおかげで、面倒くさくて本当は回避したいこともやらざるを得ない状況なのでやれていることが多いです。

息子を三週間おきに散髪に連れて行くのも、正直面倒でしかたがない。その一方で、回避性の特徴である「周囲の目を気にする」っていうのがあります。

息子がいつも身だしなみをきちんとしていることを維持するために、他人の評価を気にして面倒でも連れて行ってしまう。

おかげさまでなんとか習慣にして面倒でも連れて行ける状況を作り出しています。

人間関係において、人見知りするのも回避性の特徴であるなら納得です。人と話すのは楽しいけれど気疲れして面倒だとも感じてしまいます。

そして「逃げ場所を欲しがる」点もまさにそうです。

私自身実際に、読書・ゲーム・ギャンブルなど、現実世界とは別のところに生きがいや希望、救いを感じています。

読書、特に小説を読んでいる間は心が安定していた理由がここにあったんですね。

この本を読んで自分の中の「面倒くさい」と私はうまくやれてる方かもと思いました。

克服して何もかも前向きに生きるのは私にはちょっと難しいですが、折り合いをつけて生きている今のスタイルを維持していくのがベターなのかな。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。