小紅色

食と趣味と息子の話

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車椅子の息子と ~もうすぐ卒業なので12年間の送迎を振り返る~

息子の学校生活がもうすぐ終わる。それとともに私の送迎生活も終わる。

近隣の小学校へ6年間、中学からは支援学校へ行ったのでスクールバスのバス停まで中高6年間、計12年間毎朝送って行った。そんな生活も間もなく終わる。

小学校もスクールバスのバス停も歩いて6~7分くらいの距離だったが、強風や雨の日はきつかった。運転免許は持っているが、運転する自信も経済的に車をもう一台持つこともきびしかったので、息子には申し訳ないが悪天候の日は頑張ってもらった。

強風の日は「コントみたいだね」ってすごい強風にテンション上がったし、ちょっとの雨なら濡れるのも楽しんだし、季節の移ろいを感じながらなんやかんやで楽しく毎日送迎出来た。小学高学年くらいでやっと一人で傘をさせるようになって、そんな成長を喜ぶことも出来た。

たまにしか雪が降らない地域だが、一晩で15センチくらい積もった時があって、その時はさすがに大変だった。雪の中をかき分けて車椅子で進むことは可能だが、車椅子の車輪のスポークに雪がぎっしり詰まってしまう。

そこで編み出した雪対策が、大きいゴミ袋を少し切って車椅子のタイヤにかぶせるというやり方。出掛ける前に準備があるのと、タイヤのグリップが効かないのでスロープで滑りやすいデメリットはあるが、スポークに入り込んだ雪を取り除く手間を思えば袋をかぶせるメリットは大きい。

タイヤの外側にはスポークカバーが付いているので、雪が入り込むのはタイヤの内側になる。内側に雪が詰まるのでほんとに取りにくい。

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今シーズンは雪が積もっても週末だったり、積もってもちょっとだけだったのでありがたいことにゴミ袋カバーの出番はなかった。写真は2012年に撮影したもの。ランドセルが懐かしい。

送迎は一見面倒なようで私にとってはすごくプラス要素が大きかった。息子の送迎ついでに買い物を済ませることが出来たし、何より体力の維持と運動不足解消になった。基本家から出ないタイプなので毎日外に出る用事があるというのはありがたいものである。

息子が小学生の時は「小学生になったら普通の子は1人で学校行ってくれていいな」という気持ちもあったが、今となっては息子のおかげで毎日ウォーキングさせてもらえたという感謝の気持ちが強い。

もうすぐ卒業。私の送迎生活も終わる。これからはわざわざ買い物するために出掛けたり、自分の意志でウォーキングなどの運動しなきゃならない。息子のために長生きしないといけないから、健康でいるためにも頑張らないとね。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。