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雑学満載!「ブッダも笑う仏教のはなし」笑い飯 哲夫著 読んでみた

お笑い芸人である笑い飯の哲夫が仏教に詳しいことをテレビで知り、それで本も出しているということで気になって読んでみました。

実は家の本棚にはブッダの本が2冊あって、一冊は4コマ漫画で描かれているもの、もう一冊はこども向けに分かりやすく書かれたものです。この2冊を読んで、仏教というのは物事の見方だったり幸せに生きるためのヒントを教えてくれるようなものと私は認識しています。

この「仏教のはなし」の本でも、冒頭で「死んだ後のことよりも、生きている間のことを言うてるみたいですよ」と書かれています。葬式だったりお墓だったり死後のイメージが強い仏教ですが、じつはもっと現実的で人生哲学的なものなんですよね。

第一章ではブッダの幼少期の話や人物像、どのようにして修業して悟りを開いたかを書いてあります。出生について知らなかったので、ブッダってそんな家の子だったんだと驚きました。

笑い飯哲夫の語り口調で書かれてあり、時折冗談や例え話も交えてあるので全体的に面白く読み進めることが出来ます。

仏教の教えをカレーだったり、アーモンドチョコレートで例えたり、なかなか分かりやすく解説していると思います。「色即是空(しきそくぜくう)」をアーモンドチョコレートで例えた部分は好きです。

読みやすい部分は多いですが、どのようして仏教が日本に伝わったのかという歴史の部分や、宗派について説明は頭に入ってこないところも少しありました。ちょっと難しいというか宗派多すぎで覚えきれなくて訳わからんという感じです。

面白かったのは仏像の見分け方です。最初はちょっと下品な例えに感じましたが、一度読めばその例えが覚えやすくて誰かにすぐに言いたくなります。如来、菩薩、明王、天の区別が誰でもつくようになります。

あともうひとつ面白かったのが哲夫訳の「かごめかごめ」です。「うしろのしょうめん」の解釈が哲夫ならではの視点で面白かった。この説、説得力ありますよ~。

読んでると「へぇ~そうだったのか」と言いたくなる部分が多い本でした。仏教の概念、歴史、お寺や仏像、仏教にまつわる雑学など、全体的なことを知れる本です。

私の夫も息子もなぜかお経が好きで、お墓参りも好きなんですよね。そんな二人にさっそく仏教のはなしをしたくなるそんな本でした。

 

今回読んだ本 ブッダも笑う仏教のはなし/笑い飯 哲夫著

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。