小紅色

食と趣味と息子の話

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字を書くのが苦痛すぎる!

息子が卒業した学校から往復ハガキで同窓会の案内がきた。

欠席で返信しようと思ったら、欠席の場合は近況報告を御記入下さいと。

ペンとメモ用紙を取り出し、どんな内容を書くか息子と相談しながら下書きを5文字ほど書いて手が止まる。

字を書くのが嫌すぎる。

スマホのメモを開いて、近況をまとめた。

さて、書く内容は決まった。

誰が返信ハガキに清書する?

脳性麻痺の息子は字が書けない。

単身赴任中の夫の帰りを待ってからだと期日に間に合わない。

私は当然 書 き た く な い

まじで無理。

だからパソコンで文書を作って貼ることにした。

ハガキに7行程度の近況報告の文章。

書いたら2分もかからないだろう。

ワードが入っている古いパソコンを立ち上げるのにけっこうな時間がかかるうえに、それからハガキに収まる大きさの文書を作って、印刷して、切って、貼って。

なんやかんやで30分ほどかかって仕上げた。

絶対書いたほうが早いのは分かっている。

でも書く苦痛に比べたらこっちのほうがストレスが少ない。

なんだこれ?

書くことに対しての拒否感が病的になってきたと実感した日だった。

 

ここ数年、字を書くことが本当に嫌。

最初は面倒だな〜くらいだったけど、だんだん嫌になり、今では苦痛にすら感じる。

学生の時は普通にノートをとれていたし、字を書くことに対して好きとか嫌いとか考えたこともなかった。

なのにいつからか書くことが「嫌い」とはっきり思うようになった。

息子の連絡帳を真面目に書かないといけないという思い込みが私自身を追い詰めたのかもしれない。

いずれ老眼が出始めた頃から連絡帳を書くことがしんどくなっていたのは事実。

今は連絡帳から解放され「書くことが嫌い」だけが残ってしまった。

 

そんな私にとって夫は救世主のような存在である。

なぜなら夫は「書類を書くのが好き」という、私からしたら稀有な存在の人!

私は強運の持ち主かもと思ってしまうくらい、すごい運命…!

というのはちょっと大袈裟かもしれないが。

息子が生まれ、障害があることが分かり、普通よりは書類を書く機会が圧倒的に多い。

息子が小さい頃は私に余裕がなかったし、今は書くこと自体ほんとに嫌。

息子が生まれてから今までずっと、書類に関しては夫がいつも快く書いてくれるのですごく助かっているし感謝している。

 

字を書くのが苦痛すぎる。

だから夫に先立たれては困る。

私は書類を書くのがほんとうに嫌だから、だからお願い、マジでお願い、

「夫よ、私より絶対に長生きしてね!」

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。