出掛けた先で子どもを危険から守る為に、または駄々をこねられないようにするために、予想出来ることは前もって約束することが大事ですね。
先日遊びに来た友達を新幹線ホームまで見送りに行ったときのこと。動き出した新幹線を走って追いかける女の子がいました。
「危ないのでホームを走らないでください」というアナウンスが流れても、女の子の耳には届きません。
新幹線が去り、お母さんの元へ戻ってきた女の子。ブチギレた様子のお母さんに怒られていた姿がかわいそうでした。
大人が常識的に分かっていることでも、子どもがそれを分かっているとは限りません。
アニメなどで電車を追いかけるシーンを見て、してもいいことだと思っていてそれが危ないことだと認識してない可能性もあります。
以前息子に「前もって言ってよね。そんなの聞いてないから分からなかった」と、何かの時に言われたことを覚えています。
何かの時かは忘れたけれど「あれっ、知らなかったっけ?知っていると思っていたよ」と私が返したことも覚えています。
親が思っている以上に子どもが知っていることもあるけれど、その反面知ってると思っていることを知らなかったということもあります。
思い込みは良くないですね。
息子の場合は基本大人が車椅子を介助するので、勝手にどっか行くこともなく、その点は苦労せず子育てすることが出来ました。
ただ「なんか買いたい」とちょっと駄々をこねることがあったので、出掛ける前にちゃんと約束すべきだったと反省しています。
外で言うことを聞かない子どもが悪いんじゃなくて、出掛けたときのルールを前もってきちんと説明しておかない大人にも責任があると今更ながら思います。
正義感が強く社会のルールも守る息子ですが、ただひとつ困ったところがあります。
学校の時もそうでしたが、現在生活介護に様子見に行ったときに甘えてきます。すごく困ってはいないけれど、今後を考えると本人のためにもあまりよくない。
ということで「普段の様子が見たいんだけどなー。甘えてくるなら様子見に行かない。甘えないと約束出来るなら見に行くよ」と約束したら、甘えることなく普段の様子を見せてくれました。
息子の態度を変える方法は、ただ「前もって約束する」だけでした。
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