今回読んでみた本は「流浪の月」です。
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世間的には幼女誘拐事件の「犯人」と「被害者」と思われている二人。
でも事実と真実は違う。
週刊誌やテレビの報道、ネットの書き込み。
勝手な解釈が添えられて、まるで真実かのように一人歩きしていく。
渦中にいたらなんて恐ろしいことなんだろう。
面白くて一気に読んだ感じです。
主人公が両親と一緒に住んでいた頃の色鮮やかで満ち足りていた暮らしの描写がすごく好き。
夕飯にアイスはありだと思う。
「お母さんが楽なのが一番いいよ」という言葉が沁みた。
色んな形で人間の弱さを見れた感じ。
ラストは無敵になれたような気がしたけれど、一瞬で壊れそうな危うさも感じた。
最後まで面白く読むことが出来ました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。