先日、車椅子の息子と地下鉄を利用した際の出来事です。
駅員さんにスロープをお願いしてからホームの所定の位置へ行くと、先に一人並んでいました。
その人をチラリと見ると、右脇から何やら白いものが見えてます。
あ〜タグか、裏返しに服着てる。
声かけてあげようかしら。
いや、声かけたとしても、、、
①改札内にトイレが無いのですぐに着替えられない
②おしゃれでわざと裏返しに着てるかも?
①すぐに着替えることが出来ない場所で「裏返しだよ」と教えてあげたとして「だからどうしろと?」という問題が発生します。
電車待ちの間、電車乗ってる間、着いた駅の改札を出るまでの間、裏返しで着てることを自覚したまま、ずっと恥ずかしい気持ちでいなければなりません。
教えた私も教えられた相手もお互い気まずい感じになるのが想像がつきます。
知らぬが仏。
自分が同じ立場なら、せめて降りた駅で教えてもらえるか自分で気付いたほうがまだマシですね。
②一時期おしゃれでわざと裏返しに着るようなことがあったはず。
確かに見た目だけでは裏返しとは分からないようなおしゃれなデザイン。
でもだとしたらタグは切るよね?
立ち姿が堂々としたプライド高そうな感じの人だから「おしゃれで着てるんですけど」と言い返されたらこれまた気まずい。
教えてあげるのが優しさなのか、見て見ぬ振りが優しさなのか、こういうのって何が正解なのか分かりません。
もし教えてあげて気まずい空気になったときは、物理的な距離をとってその人から離れればいいだけとは分かってます。
でも今回は車椅子用のスロープをお願いしてたので私たちは乗車口を変えられない。
息子巻き込んでまで気まずくなるかもしれないことはあえてする必要はないと思い、結局見て見ぬ振りをすることに決めました。
親切になるか、おせっかいになるのか、判断出来ないことは無理に首突っ込むことないですね。
下手してこっちが嫌な思いするくらいなら関わらないほうがいい。
私って薄情なのかな。
でもこうやって「どうするのが正解だったのか」と、うだうだ悩んで結局嫌な気持ちなってる。
最後まで読んでいただきありがとうございました。