今回読んだのは「しゃばけ」シリーズの第21弾、「こいごころ」です。
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おくりもの、こいごころ、せいぞろい、遠方より来たる、妖百物語の5話。
江戸を舞台に病弱な若旦那と妖(あやかし)たちが困りごとを解決していくという話です。
まあシリーズも21となれば、登場人物に愛着も湧いてきますが、ちょっとマンネリ感も否めないかも。
でも今回の本のタイトルにもなっている「こいごころ」は切なかった。
こいごころが切ないのは当然だけど、それにしても切なすぎる。
涙なしには読めませんでした。
こいごころ以外の他の話はいつも通り楽しく読みました。
ただシリーズが進むにつれて妖たちが人間社会に溶けこみ過ぎてる点が、おいおい大丈夫?ばれちゃうんじゃない?と心配になってきますが。
それにしても「しゃばけ」シリーズがもう21弾になるなんて。
読み始めたきっかけは忘れもしない、まだ息子が小さい頃に本屋でのこと。
息子が「これ欲しい、買って」と手に取った本が「しゃばけ」でした。
「小説なんてまだ読めないでしょ」と息子に言いつつ戻そうと思ったけれど、なんだか気になってしまって結局購入することに。
これも何かの縁だと思って読んでみたらすごく面白くて。
というわけで「しゃばけ」は息子がすすめてくれた本です。
偶然にしては息子はすごい面白いものを引き当ててくれたと今でも感謝です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。