小紅色

食と趣味と息子の話

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今月読んだ本(2025年8月)

 

私の消滅

私が私であると自覚するのもは何だろう。

過去の記憶?

でも記憶とは不確かなもので、その記憶がもし改ざんされたら?

復讐のために用いた方法が恐ろしい。

拷問と洗脳で記憶が変えられてしまうなんて。

でも実際に冤罪が生まれる仕組みはこうなんだろうなと、この本を読みながら思った。

復讐劇だけど、臨床心理学に興味がある人にはけっこう楽しめる話。

 

忘れられた巨人

長編ファンタジー小説なので読み応えあり。

忘れた記憶を取り戻すことが本当に幸せなのか。

記憶が全て取り戻せたとしたら、過去の悪い記憶は夫婦間、人種間、国家間で諍いをもたらす原因に。

平和に過ごせるなら忘れたままがいいのかと思う反面、自分がどう生きてきたかはっきり思い出せない人生もつらすぎる。

ラストシーンはちょっと分かりづらく、読み終えた後にラストシーンについて解説されている方のブログを読んで納得しました。

 

まとめ

今月読んだ本が2冊ともたまたま記憶に関する本ですごく楽しめました。

どちらも自分の身に実際起きたら怖い話。

自分の記憶が奪われることを想像しただけも恐ろしいです。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。