「水族館飼育係だけが見られる世界／毎日は発見と感動に満ちている」下村実 読んでみた

今回読んでみた本は「水族館飼育係だけが見られる世界」です。

水族館飼育係だけが見られる世界 -毎日は発見と感動に満ちているー [ 下村　実 ]

水族館の裏話を知れる面白い本です。

ひとつひとつのエピソードは短めですが、とにかくたくさんのエピソードが詰まった本です。

驚いたのは、こんなにも魚類収集が命懸けだなんて！

まあ自然の生物相手ですから、危険なこともあるでしょう。

でも想像していた以上に過酷。

しかも収集にはかかせない漁師さんたちとの信頼関係を築くのに、お酒をたくさん飲まないといけないしね。

本当にたくさんのエピソードが書かれていて、勉強にもなるし、クスッと笑えるし、さっそく水族館へ行きたくなります。

ダイオウイカをかじってみたエピソードは思わず笑ってしまいました。

かわいいだけじゃない生物たちの意外な一面も書かれていて面白かったです。

そして大型水槽を見るたびに多くの人が思っているだろう「小さい魚が食べられたりしないの？」といった疑問について、その回答も書かれてます。

最初にカラー写真で「ミニ水族図鑑」のページがありますので、文中に出てくる主な魚などはこちらで確認することが出来ます。

魚などに詳しくなくても楽しく読めると思います。

とにかく内容盛りだくさんで面白かったです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。