小紅色

食と趣味と息子の話

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「ミシンと金魚」永井みみ著 読んでみた

「ミシンと金魚」読んでみました。

昔のことはよく覚えているが最近のことはすぐ忘れてしまう、認知症を患うカケイさんの一人語りで話は進んでいきます。

カケイさんの現在の状況、家族構成、そして過去のこと。

気付けばその物語に引き込まれていました。

最後人生を振り返ってどう思うのか。

自分一人苦労して生きてきたような気がするけれど、それはただ知らないだけ。

実は自分を取り巻く知らない物語があったりします。

自分は損した、自分だけが損した、と思っていたけれどそれは思いあがりだったということに最後に気付く。

それでもカケイさんの人生は壮絶で切なかったです。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。