先日干し柿作りをしたんですが、実は私よりも息子の方が乗り気だったんですよね。
私にとっては初めての干し柿作りでしたが、息子は小学生の頃にすでに授業で経験済み。
その時の記憶がすごく楽しかったみたいなんです。
息子は脳性麻痺の障害があり、小学校は地域の学校の支援級に通わせていました。
おかげさまで先生方に恵まれて、低学年から色々とやらせてくれました。
その時の成功体験が自信になって、大きくなった今でもやる気に繋がったみたい。
小学生の時に授業でやったように、柿の皮剥きをするために滑り止めのついた軍手とピーラー用意しました。
安全面に考慮し、障害がある息子でも出来る環境を整えることが大事です。
どうせ途中で「疲れた」と言って飽きるかと思いきや、最後まで集中して取り組んでいました。
うまく手を使えないので普段面倒なことはやりたがらないのに、めずらしく積極的でびっくりしました。
小学生の時の先生の指導の仕方や、褒め方がよっぽどよかったんだと思います。
楽しい記憶ってこんなにも人をやる気にさせるんですね。
紐を結ぶところがない柿だったのでクリップを使用したんですが、このクリップをしっかり刺し込む作業を出来るかと思ったら息子には難しくて出来ませんでした。
でも次の紐通しの作業は上手に出来たので、こちらをやってもらいました。
今回初めての紐通しでしたが、やらせてみたら意外とすんなり出来てびっくりしました。
「紐通しうまく出来たね。すごい、これ得意じゃん!」と私の方が大喜び。
普通では簡単なことでも脳性麻痺の息子には、難しいことのほうが多いんです。
障害児の子育ては大変ではありますが、出来て当たり前が出来ないので小さい成長を喜ぶことが出来るというしあわせがあります。
小さい頃からスモールステップということで、出来ることを少しずつ積み上げてきましたが、こうして今の息子にとっての「やる気」や「自信」につながっていることをはっきりと実感することが出来ました。
今回干し柿作りを通して、改めて小学校の時の先生方に感謝です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。